マドの存在意義について
住宅のプラン計画で、よく勘違いしている方がいます。
「南側に広いリビングがほしい!」
そして、
「吹き抜けもあって、、ドーンと大きなマドがほしいです!!」
という、ご要望があります。
これはあくまでもご希望なので、
間違えではありませんが、ちょっと勉強不足かも。
というのも、
「マド」の存在意義というのは、
1)性能
2)外から採光を取り入れる
3)外から自然風を取り入れる
という3つの大きな性能を果たしてこその「マド」なのです。
もっと掘り下げると、
「冬は、外の冷たい空気から家の中への侵入を防ぎます。」
「夏は、外の冷たい熱気から家の中への侵入を防ぎます。」
日本の四季を通して、「マド」を思いきっり開けて空気の入替えも
したいですよね。
![](https://do-house.com/wp-content/uploads/2020/06/3377270_s.jpg)
「マド」というのは、取付する場所、
大きさ、高さ、ガラスの種類で決まります。
また、東西南北で意味が違います。
例えば、よくお見かけする例なのですが、
南面道路の土地に建てた家で、
南側リビング。
そして大きな掃き出しの「マド」が2つもあり
その「マド」には、ダブルのカーテンが。
中には手動と思われるシャッターもあります、
そして、外からの視線が気になるのか、
目隠しのフェンスもあります。
![](https://do-house.com/wp-content/uploads/2020/06/3516297_s.jpg)
せっかく南側に付けたマドなのに、
外からの視線を気にして、開けられないマドになってる。
残念です。
このマド設置費用でいうと、推測ですが、
カーテン約5万、シャッター約15万、外構約20万
合計約40万もの費用をかけていることになります。
開けられない「マド」のためにですよ。
![](https://do-house.com/wp-content/uploads/2020/06/3452739_s.jpg)
「マド」の存在意義がまったく果たせていませんよね。
「マド」が多い=明るい家ではないのです。
「マド」をできるだけ少なくして、
必要な場所に
必要な大きさの
「マド」を計画するのです。
少なくなって暗い家になるということは決して無いのです。
むしろ、家の中の温熱環境がよくなり、
性能の高い家となるのです。
外からの人の視線を考慮する。
つまり家内のプライバシーを確保しながら、
リビングを明るくするプランを考えるということです。
南側に吹き抜けとリビングそして大きな「マド」という
固定概念は、一切不要です。
南側・西側の地形状どうしても計画する場合には、
可動ルーバー型の電動シャッターをおすすめしています。
庇や、軒の出もあわせて強い日差しを入れないように検討します。
締めっぱなしの「マド」は、残念です
やたらに大きくした「マド」は、冷暖房効率が悪いし
電気代に跳ね返ります。
![](https://do-house.com/wp-content/uploads/2020/06/366271_s.jpg)
結局、何が言いたいかというと、
プラン計画時は、間取りと「マド」断熱・換気のことを
ちゃんと計画して行きましょうということです。
家の一番大切な、基本性能だからです。
土地には、さまざまな形がありますので、
その土地に合った最適なプランをご提案させていただきます。
ぜひ、ご用命くださいませ!
外から見て、「マド」が少ない家ってみかけたことありませんか?
どこがリビングなんだろう?
みたいな家もありますよね
そういう家は、おそらく「マド」の存在意義を理解した
プランとなっているはずです。
家の中に入ったら
えっ?こんなとこにマドが
こんなところにリビングが、
とういう驚きがきっとあるはずです。
ぜひともそんな家づくりをしていただきたいものです。
私たちドゥーハウスでは、
あなたらしい家づくりを応援します!!
by 川砂欣久
マドメーカーykkapのホームページより
↓↓
https://www.ykkap.co.jp/myfavorite/vol15.html?utm_source=FB1