「掃除のしやすい」お風呂えらび
みなさんこんにちは♪
昔ながらのタイル張りのお風呂のカビと毎週格闘している川瀬です(^^;
住宅設備を選ぶとき、お風呂はだいたいどこのメーカーでも変わらないよね?
ということで、なんとなーく施工会社のオススメメーカーで決めている方も多いのでは?
実はメーカーによって、また同じメーカーでもシリーズ種類によって
細かなところが違ったりします。今回は「主婦」目線でお風呂選びのポイントをご紹介☆
たとえば…
お風呂の棚や付属物をすべて撤去して究極に掃除しやすいフラットな壁面を再現するためのアイテムとして
「マグネット収納」や「壁につけるソープボトル」などが大ヒットしましたが、
この「マグネット」がつくお風呂とつかないお風呂があるのご存じですか?
マグネットがつく壁面を前面に売り出して、オプションで「マグネット収納」がたくさん展開されてるメーカーもあれば
壁面の断熱を売りにしているため、〇〇というシリーズ以外はマグネットが付きません!なんてメーカーもあるんです。
さらに、マグネット収納でカスタマイズしようとしたとき、多くのメーカーでは標準仕様の棚やシャワーフックなどを取り外すことができますが、この時注意する点が二つ!
一つ目は、棚やシャワーフックをなくすことで「減額」対応をしてくれるパターンと、「金額変更なし」のパターンがあることです。
これは同じメーカー内でも、シリーズによって「標準装備品」が違うので、毎回確認が必要です。
二つ目は、棚をすべてなくした場合、「浴室用水栓」の位置が極端に下がることです。
お風呂には、シャワーから湯水が出てくるところと、蛇口から湯水が出てくるところがありますが、
この蛇口の方の高さが、棚をなくした場合は水はね防止などの観点から床に桶などを置いたときに、貯めやすい高さまで下がります。
そうなると何が問題かというと、あとで蛇口の下にマグネット棚を付けようと思ってたのに…つけられない!!!!!なんて悲劇が…
しかも多くのメーカーでは、「棚もなくしたいけれど、蛇口の高さは変えないでください」とオーダーした場合、「メーカー保証対象外」となります。
ではこれを避けるにはどうしたらいいか、ということですが、そんなときは「浴槽浴室兼用水栓」というのを検討してみてください。
自動給湯の普及で最近は見かけることも少なくなりましたが、昔は蛇口からお湯を注いでタイマーで止めに行って…なんて時代でした。
ということで、浴槽と浴室の間についていて、蛇口が左右自在に動かせるあれです。
この場合は蛇口の高さは浴槽に合わせることになるので、後からマグネット棚もつけることができ、かつメーカー保証の対象にもなります。
ただひとつ問題は、そもそもこの兼用水栓がつけられないシリーズや、つけられたとしてもデザインが1種類しかありません、なんて点です。
次に掃除で重要視したいのは「床」と「排水溝」
「床」の場合は「目地の細かさ、深さ、色」を、「排水溝」では「素材、網目の構造」をぜひチェックしてみてください。
「ショールームマジック」なんて言葉ありますが、これはショールームではとっても素敵に見えたのに、いざ住んでみたら水垢や汚れがとっても目立つ!なんて事件が…
同じメーカー内でもこのシリーズではこの床、こっちのシリーズではこの床になります、なんてこともよくあるので、価格だけで決めるのではなく、「掃除がしやすいのはどっちですか?」
なんて聞いてみるのもおススメです。時は金なり、後々の掃除の手間と時間を考えたら、少し上のランクにしても…なんてことも^^
さらにはこれまた掃除ポイントでトップを争う!?「排水溝」
ショールームに行った際は、ぜひ排水溝を限界まで外してみてください。
「え、この受け皿金属じゃないの!?」「こんなに凹凸たくさんあるの!?」なんてビックリポイントがあったりなかったり…
そして最後は意外と忘れがちな「ガラリの位置」
え、「ガラリ」って何?って思った方も多いかと思いますが、お風呂にドアの下の方についているしましまの隙間、見たことありませんか?
そう、これです↓
これは空気の通り道です。お風呂の水が外に漏れないように扉を閉めて密閉されたときに、外から空気を取り込まないと、換気扇が機能しません。
ということで、必ずどこかについています。
…が、掃除のとき、これと~~っても曲者なんです。そもそも下の方にたくさんついていて掃除しづらいし、水廻りだから濡れてるし、掃除してもしてもどんどんカビが生えてくるし…
キ~~~~~~~!!!となった方もいらっしゃるのでは?笑
実はこの「ガラリ」の位置、メーカーによって千差万別なんです。
ショールーム案内では聞かない限り紹介されることはあまりないので、是非確認してみてください。
こちらも同じメーカーでもシリーズによって位置が違ったりするので、毎回要チェックです!
ちなみに、従来通りの下部にガラリがあるパターン↓昔よりはかなりスタイリッシュになりました
↓さらにこちらは進化系
さらには上にあるパターン↓少しくらい掃除をサボっても視界にに入らない?
そして究極の合理化?戸の縦枠に収まっているパターン↓一見ガラリはどこだかわかりません
最後にお掃除番外編として…
「外して丸洗いできます」というシリーズ
複数メーカーが提案していてあるあるなのは「棚はずせます」↓
驚きなのは「扉はずせます」↓
え、そんなとこも?「レール全部外せます」↓
毎日清潔で気持ちのいいお風呂に入り続けるために、ぜひ「掃除」に重点を置いたお風呂選びも検討してみてください♪