みなさんこんにちは!
突然ですが、
歯科医師になるためには?
こんな言葉を聞いたら、なんとなくはみなさん想像がつくかと思います。

歯科医師は国家資格となっており、その国家試験を受験するためには6年生の歯科大学や歯学部を卒業する必要があります。
そのほか、国家試験の受験資格には以下のものもあります。
・歯科医師国家試験予備試験に合格し、合格後1年以上の診療および口腔衛生における実地修練をおこなった者
・外国の歯科養成校を卒業、または外国の相当する免許を取得し、その他条件と同等以上の学力や技術を所有していると厚生労働大臣に認められた者

でも、上記のどちらも海外での歯科医師学校を卒業する。
もしくは歯科医師免許取得を前提としたものなので、
一般的には「歯科大学・歯学部の卒業」というコースになってくるのかと思います。
そして下記は第114回歯科医師国家試験の合格者数および合格率です。
受験者数:3,284人(2,103人)
合格者数:2,123人(1,687人)
合格率:64.6%(80.2%)
※()内は新卒者のみの割合
パッと見ると結構高い!?
なんて印象があるかもしれませんが、
同じ年に行われた医師国家試験の合格率は91.4%(94.4%)だっという結果を見ると、
歯科医師国家試験は、合格するのがなかなか厳しいとも言えるでしょう。
これは歯学部の定員数の削減や国家試験の合格基準の見直しがあるとされています。
今や少子化の影響から、一部の大学に偏りすぎないように、
医学部のある大学に関わらず、成績上位校は軒並み、
定員数を削減して定員を絞ってきています。
国家試験もなることながら、その前の大学受験でも厳しくなっている傾向があります。
同時に今は歯科医師の過剰供給が問題となっているのが現状です。
せっかく時間を努力して歯科医師となってもなかなか厳しい現状が待っています。

ただ、そんな歯科業界も、今や50歳~59歳が最も多い層となっています。
つまり、2025年~2030年頃にはこの年代層が大量に引退すると予測され、
特に地方自治体では歯科医師不足となることも懸念されています。

こんな背景のある歯科業界。
新たに歯科医師となる方は、勤務医となるか開業して歯科医院としてやっていくか、
今後の歯科業界としても、重要なポイントになってくるでしょう。

「世代交代」どの業界においても、難しい問題です。
でも、今までも世代交代は常に行われてきたはずです。
医師にとっても、地域の患者さんにとっても、
安心できる世代交代になるように願っております!

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